2024年04月12日
「家具・インテリア」は通販との相性が良く、EC化率が約30%にも及びます(※)。ところが、オフィス家具やeスポーツ用家具、ベッドや食器棚などの大型家具の発送代行業者を探していて、「断られた」という経験をもつEC事業者様も多いのではないでしょうか。
本記事では、「大型家具の発送代行はなぜ断られる?」「良い発送代行業者を選ぶポイントは?」などについてお伝えします。
※経済産業省「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」より
大型家具の発送代行が断られる3つの理由
理由(1)そもそも「〇〇まで」と規格を決めている
理由(2)保管効率が悪く、荷降ろしも大変
理由(3)広い場所が必要
大型家具の発送代行、業者選びのチェックポイント
ポイント(1)組み立て作業も可能か?
ポイント(2)組み立て検品は対応可能か?
ポイント(3)若手スタッフが活躍しているか?
大型家具の発送代行における「注意点」は?
注意点(1)料金体系によってはトータル費用が高いことも!
注意点(2)小ロットだと断られることも!
まとめ
大型家具の発送代行が断られる3つの理由
なぜ大型家具の発送代行は断られることが多いのでしょうか?主な理由が3つあります。
理由(1)そもそも「〇〇まで」と規格を決めている
多くの物流倉庫では、受入れ可能なサイズや重量を決めています。多いのが、
・ 160サイズ(箱の三辺合計が160m以内)まで
・ 30kgまで
というケース。「25kgまで」というルールにしている大手企業も多く、そもそも160サイズを超えることから、大型家具は断られることが多いのです。
理由(2)保管効率が悪く、荷降ろしも大変
では、なぜ受け入れサイズや重量を決めている発送代行業者が多いのでしょうか?それは、大型家具は保管効率が悪く、荷降ろしも大変なためです。
たとえば小型家具であればコンパクトなため、このような「ネステナー」と呼ばれるスチール製の保管棚に効率よく収納できます。
ですが大型家具となると、そうはいきません。パレットに載り切らないため、1段で保管しなくてはいけません。するとスペースを有効活用できないため、結果として見積もりも高くなる傾向があります。
また大型家具はサイズが大きく、重たいものが多くなります。そのため椅子やナイトテーブルなどの「小型家具」、テレビ台に代表される「中型家具」と比べると、荷降ろしが大変なため、「対応不可」としている発送代行業者が多いのです。
理由(3)広い場所が必要
先ほど触れたように、大型家具を保管するためには広いスペースが必要です。そのため倉庫に十分なスペースがない場合、そもそも受け入れるための余裕がなく、断るケースが多いようです。
大型家具の発送代行、業者選びのチェックポイント
これらの理由から、「大型家具の発送代行はNG」という発想代行業者は少なくありません。探すときには次のポイントも抑えておくことが大切です。
ポイント(1)組み立て作業も可能か?
大型家具をお客様ご自身が組み立てるのは大変。そのため大型家具は、組立品を希望するお客様もおられます。
もし発送代行業者が対応不可の場合、「自分で組み立てる必要があるなら、ほかのショップで買おう」といったことにつながりかねません。発送代行業者が組み立て作業も可能なのか、確認しておきましょう。
ポイント(2)組み立て検品は対応可能か?
組み立て検品にも応できるかどうかも、事前に確かめておきたいポイントです。
家具を届けたお客様から「不具合があって組み立てられない」といったクレームが届くと、倉庫で保管している同ロットの出荷前商品を全て検品しなくてはなりません。
箱から取り出して組み立て、不具合がないことを確かめる、そして梱包し直す。同ロット品全てとなると時間も手間もかかるため、敬遠する発送代行業者も少なくないようです。
いざというときに「お願いしたい」「できません」といったやり取りにならないよう、前もって確認しておいた方が安心です。
ポイント(3)若手スタッフが活躍しているか?
大きく重たい大型家具を取り扱うには体力が必要です。そのため若手スタッフが揃っている方が、作業がスムーズに進む傾向があります。
近年では人手不足が進み、倉庫業界ではスタッフの高齢化が進んでいます。若い人材を確保している倉庫かどうかも、選ぶときに重視したいポイントの一つです。
大型家具の発送代行における「注意点」は?
大型家具の発送代行を利用する際に、注意しておきたい点を紹介します。
注意点(1)料金体系によってはトータル費用が高いことも!
大きくて保管効率が悪い分、大型家具の発送代行費用は高い見積もりになりがちです。
さらに、梱包料や梱包資材、事務管理料、棚卸管理料などがオプション料金になっている場合、トータル費用がぐっと上がってしまいます。どのような料金体系になっているのか確認しておきましょう。
注意点(2)小ロットだと断られることも!
そもそも預ける数が少ない場合、断られることも少なくありません。なぜなら大型家具は管理手間賃が高くつくからです。
「1件からでも発送代行が可能」「小ロットでもOK」などと記載された、小ロットに対応している発送代行業者を選びましょう。
まとめ
大型家具の発送代行は、荷降ろしが大変で保管効率も悪く、しかも広い場所が必要なことから、敬遠する発送代行業者が多いようです。
ユウサイのEC物流代行サービス「サクロジ」は、大型家具の発送代行も対応可能。関東圏と関西圏にトータル約5,000坪の倉庫を構えており、若いスタッフを中心に、オフィス家具やeスポーツ用家具をはじめ、さまざまな大型家具をお預かりしています。
なお発送代行費用は、梱包料や梱包資材、事務管理料、棚卸し管理料などのコミコミ価格。小ロットも大歓迎、また組み立て検品も可能です。
大型家具の発送代行サービスをご検討中のEC事業者様は、まずはお気軽にご相談ください。
ユウサイのEC物流サービスについて、詳細はこちらをご覧ください。