2024年06月26日
ますます本格化する、楽天の365日出荷。2024年7月1日には「Rakuten最強配送」も始まります。「2024年問題もあって、関東の拠点だけでは西地域の翌日着が難しい」という声を聞くことが増えてきました。
では、「関東→中国・四国より西」で翌日着を実現するためには、どんな倉庫を選べばいいのでしょうか?チェックしておきたいポイントを紹介します。
楽天最強発送では「翌日着」が条件
関東→西で「翌日着」の倉庫を探す3つのポイント
ポイント(1)365日出荷に対応できるか?
ポイント(2)トラックの駐車スペースは十分か?
ポイント(3)港や幹線道路、高速道路の出入口から近いか?
翌日着の倉庫を探すときの「注意点」は?
注意点(1)大型荷物NGな場合も!
注意点(2)小ロットだと断られることも!
まとめ
楽天最強発送では「翌日着」が条件
2024年7月1日スタートの「Rakuten最強配送」。
・ 12時までに受けた注文は翌日着
・ 土日祝は9時までに受けた注文は翌日着
といったように「翌日着」が強化されます。
関東からだと、中国・四国地方より西は、到着までに中一日以上かかる可能性があります。楽天最強発送の条件を満たすためには、関西の拠点も見つけておく方が安心です。
関東→西で「翌日着」の倉庫を探す3つのポイント
楽天の最強配送対策として倉庫を探す際、特にポイントとなるのが次の3つです。
・ 365日出荷に対応できるか?
・ トラックの駐車スペースは十分か?
・ 港や幹線道路、高速道路の出入口から近いか?
それぞれについて詳しく説明します。
ポイント(1)365日出荷に対応できるか?
大前提になるのが「365日出荷に対応できるか」という点です。
「Rakuten最強配送」は平日だけでなく、土日祝の注文も対象です。そのため土日祝を含む365日出荷に対応できる、365日稼働の倉庫・物流センターを選ぶ必要があります。
ところが“365日出荷をやりたがらない発送代行業者が多い”というのが現状です。
というのも「働き方改革」の時代、しかも「物流の2024年問題」もあります。そのため、365日出荷には対応しないケースが多いのです。
「365日出荷 関西」などのキーワードで検索し、早めに365日出荷可能な倉庫や物流センターを探しておくことをおすすめします。
詳しくは別記事「楽天の「365日出荷」に対応したい!発送代行業者を選ぶポイントは?」でも紹介しています。あわせてご覧ください。
ポイント(2)トラックの駐車スペースは十分か?
トラックを駐車して、荷物の積み下ろしをするスペースを「バース」といいます。バースが多いかどうかも大事なポイントです。
バースが少ないと、トラックの受け入れ数が限られます。そのため同時に多くのトラックが到着した場合、待機しなければいけないトラックが出てくるのです。
そうなるとスムーズな積み下ろしができず、時間のロスが生じてしまいます。ケースバイケースではありますが、4バース以上あった方が安心です。
ポイント(3)港や幹線道路、高速道路の出入口から近いか?
365日出荷が可能で、時間厳守ができそうだとしても、コストが高ければ採算が合いません。そうした中で特に重視したいのが、「港・幹線道路・高速道路の出入口」から近いかどうかです。
特に、海外からの仕入れ品を多く扱う場合は、港から近いかどうかは重要なポイント。いうのも港から遠いと、コンテナを陸上輸送するための「ドレージ費用」が高くつくためです。
関西であれば、代表的な港には大阪南港や神戸港、堺泉北港などがあります。これらの港から60分以内の倉庫が理想です。
また、幹線道路や高速道路の出入口に近いかどうかも大切。倉庫周辺の道路が狭いと、渋滞に巻き込まれることもあるため、倉庫周辺道路の環境もあわせて確認しておくことをおすすめします。
翌日着の倉庫を探すときの「注意点」は?
楽天365日出荷対策で翌日着の倉庫を探す際に、注意しておきたい点を紹介します。
注意点(1)大型荷物NGな場合も!
大型荷物NGの倉庫も多いため注意が必要です。多くの物流倉庫では、受入れ可能なサイズや重量を決めています。多いのが、
・ 160サイズ(箱の三辺合計が160m以内)まで
・ 30kgまで
というケースです。
「25kgまで」というルールにしている大手企業も多く、そもそも160サイズを超えることから、大型荷物は断られることが多いのです。
大型家具をはじめとした大型荷物を販売している場合、どのサイズまで受入れ可能かを確かめておくことをおすすめします。
注意点(2)小ロットだと断られることも!
そもそも預ける数が少ない場合、断られることも少なくありません。「1件からでも発送代行が可能」「小ロットでもOK」などと記載された、小ロットに対応している発送代行業者を選ぶと、そうしたリスクを避けることができます。
まとめ
いよいよ始まる「Rakuten最強配送」。公式サイトの「Rakuten最強配送」でも、「いつでも毎日 今日注文すると明日届く」と、“翌日着”を大きく打ち出しています。最強配送の利用を考えているなら、万全の準備が必要となりそうです。
ユウサイのEC物流代行サービス「サクロジ」を用意しています。「最強配送を利用しようと考えている」「365日出荷でき、西地域に翌日着の倉庫を探している」というECサイト運営者様は、ぜひお問い合わせください。
ユウサイは、関東圏と関西圏にトータル約5,000坪の倉庫を構えており、兵庫・尼崎には1,200坪の「尼崎物流センター」があります。
尼崎物流センターは、大阪南港まで約18分、神戸港へも約24分。阪神高速「尼崎末広IC」から約200mの距離にあり、バースも多いため入出荷がスムーズです。
「保管料1日1円~」「契約日数1日~OK」で、小ロットや大ロットも大歓迎。出荷上限数もありません。まずはお気軽にご相談ください。